「住まい・まちづくり担い手事業」(実施主体:国土交通省)は、持続可能なストック型の社会への転換、質の高い住宅を長期にわたり使用していくための市場環境、市街地環境の整備が求められている中、このような環境を創り出していくため、住宅の建設、維持管理、流通、まちづくり等についてのNPO法人、任意団体等の活動を促進することを目的としています。
このような観点から、先導的な活動を公募し、優れた提案に対して、予算の範囲内において、活動の実施に要する費用の一部を補助します。
今年度は、長期的・継続的なまちづくりを進めていくため、地方公共団体、地域の建築・まちづくりに関する専門家と連携し、ネットワークを組んだ広がりのある活動に取り組むことが可能な事業を対象とします。
当事業は、「建築等を通じた良好な景観形成・まちづくり推進協議会」と連携し、事務については一般公募により決定した一般社団法人住まい・まちづくり担い手支援機構が協力して実施します。
空き家等の再生、流通の促進等に資する地域の体制を整備する事業、これを支援するための関係情報の一元的な集約・提供又は地方公共団体、民間事業者等からなる協議会が実施する相談等を行う事業を国が公募し、優れた事業を応募した者に対して、予算の範囲内において、国が当該事業の実施に要する費用の一部を補助することにより、長期優良住宅等を推進する環境整備のための担い手の育成等を図るものです。
当事業の事務については一般公募により決定した一般社団法人住まい・まちづくり担い手支援機構が協力して実施します。
市民主体の住まい・まちづくり活動は、ひとりひとりが市民として、生活者として自律的にまちと関わる意思から始まります。講演会では、東日本大震災後の復興まちづくりや、その支援のあり方について、1995年阪神・淡路大震災ののち、復興まちづくりのネットワーク組織を立ち上げ活動されてきた小林郁雄氏にお話いただきました。
[日時]:平成23年6月27日(月) 15:30〜16:30
[場所]:弘済会館 菊(東京都千代田区)
[講演者]:小林 郁雄氏(神戸山手大学 教授)
シンポジウムでは、まちづくりにおいて大事な地域資源(まちの個性★)は、自らつくり出すものではないか、という観点から、独自の目線でまちを読み取り、地域資源を創造する活動をされている方々(建築家、写真家、イベント・プロジェクト エディター、アーティスト)にお話しいただきました。住まい・まちづくりのあり方を捉え直し、今後の市民主体の住まい・まちづくりのあり方を考えました。
[日時]:平成24 年3 月27 日(火)13:30〜16:20
[場所]:サロンウエスト(東京都渋谷区)
[登壇者]:手嶋尚人氏(東京家政大学准教授、建築家)ほか
横浜・黄金町界隈(初黄・日ノ出町地区)は、戦後の違法飲食店街が立ち並ぶ時代を経て、住民、警察、行政などによる生活環境の改善に向けた取り組みが行われています。また、まちの再生を視野に入れたアートプロジェクト「黄金町バザール」が開催され、まちのイメージや様相がまさに変わりつつある地域です。研修会は、ここで活動する「NPO法人黄金町エリアマネジメントセンター」に協力いただき、地域課題とアートプロジェクトがどのように向き合い、またNPOが関係主体とどのように協働しているのかについて、現場を訪れながら実感し、学びました。
[日時]:平成23年12月2日(火)13:30〜17:00
[場所]:高架下新スタジオ( サイトD 集会所)(神奈川県横浜市)
[登壇者]:杉崎 和久氏(東京理科大学非常勤講師)ほか
当機構が運営している「住まい・まちづくり総合データベース」に登録している「住まい・まちづくり活動団体データベース」を対象に、団体の概要や活動の現状、主に支援・助成制度の利用実績についてアンケート調査を実施しました。
昨今、住まい・まちづくり活動の現場でアートを活用した事例が目立つようになってきました。美術館という非日常の空間から地域という日常の空間へ抜け出たものもあれば、地域の中から生まれ出たものもあります。本研究では、平成22年度に続き、なぜ今、アートが必要なのか、まちと関わるアートプロジェクトの変遷から考察しました。特に拠点を持って展開されるアートプロジェクトの現場に着目し、まちづくりへの効用とそこから見える社会、地域の状況について考えられることをまとめました。